工場の事務所で、天井埋込の蛍光灯をLEDベースライトに入れ替えました。台数は100台弱です。
器具はパナソニックの一体型LEDベースライト iDシリーズ。仕様図と施工説明書を読み込んでから現場に入りました。
最初にやるのは養生
作業に入る前に、机・PC・複合機をすべてビニールで覆います。
今回は天井ボードの切断はありません。それでも養生は省きません。
器具を外すと、天井裏の粉塵やボードのカスが必ず落ちてきます。
真下にあるのは、お客様が毎日使っている机と機器です。
照明がきれいに付いても、机の上が粉だらけなら仕事として失格です。
選んだ器具
- 組合せ品番:XFX469VENLE9(埋込型・下面開放型W300)
- 本体 NNLK42330 + ライトバー NEL4600ENLE9
- 6900lmタイプ・昼白色5000K・Ra83
- 器具光束6680lm、消費電力43.1W(AC200V)、効率154.9lm/W
「6900lmタイプ」はライトバーの区分です。
本体と組み合わせた器具として出る光は6680lm。カタログの見出しの数字と、実際の器具光束は分けて見ます。
電源はライトバーに内蔵されています。
本体に安定器を持たないので、交換後の点検はライトバー単位で済みます。
撤去は「検電してから」
ランプを外し、反射板を外すと、電源線と端子台が見えます。
ここで必ず検電器を当てます。ブレーカーを切ったつもりでも、回路の取り違えはあり得るからです。
無電圧を確認してから電源線を外し、先端はテープで絶縁。
本体を吊りボルトのナットから外して、撤去は完了です。
開口と吊りボルトを確認する
新しい本体の埋込穴は300×1257mm。
取付ボルトはW3/8またはM10、ピッチは600か800、天井面からの引込代は35〜90mmと仕様図にあります。
撤去後の開口から天井内をのぞき、吊りボルトの位置と長さ、配管との干渉を確認します。
仕様図の数字を、現場の寸法に当てはめる作業です。
本体の取付と結線
本体を吊りボルトに固定し、電源線を端子台へ。
端子台は L・N・アースの3極。電線は単線φ1.6またはφ2.0、むき長さは10〜14mmです。
施工説明書には、三相電源の場合は接地側を必ずN側に、スイッチは非接地側に入れるよう書かれています。
逆につなぐと、うなりや消灯時の点滅の原因になります。色で判断せず、どちらが接地側かを確かめてから差し込みます。
ライトバーの取付
ライトバーは「引っ掛ける → コネクタをつなぐ → キックバネで押し上げる」の3手順です。
コネクタは「カチッ」と音がするまで差し込みます。接続が甘いと発熱の原因になります。
ライトバーには向きがあり、本体の△マークに合わせます。
片側に寄せて付けると隙間ができるので、中央に収まっているかも確認します。
点灯
これを100台弱、1台ずつ同じ手順で繰り返します。
台数が多いほど、検電・結線・コネクタの確認を省かないことが品質になります。
全数を点灯させて完了です。
一般照明用の直管形蛍光ランプは、2028年1月から製造と輸出入が禁止されます。
今ある蛍光灯を使い続けること自体は禁止されていませんが、交換用ランプはいずれ手に入りにくくなります。
器具ごと替えるLED化は、ランプ交換の延長ではなく電気工事です。
仕様図で開口・ボルト・結線条件を確かめてから入る。今回もその手順で進めました。
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